べにはるかの産地ランキングTOP5!作付面積と各地の特徴を徹底解説

べにはるかの産地ランキングTOP5!作付面積と各地の特徴を徹底解説
「べにはるかってどこで一番作られているんだろう?」

そんな疑問を持ったことはありませんか?

実は、べにはるかは全国各地で栽培されており、産地によって気候や土壌が異なります。特に茨城県は圧倒的な作付面積を誇り、日本のべにはるか生産を支えています。

この記事では、べにはるかの作付面積ランキングTOP5と各産地の栽培環境を詳しく解説します。

べにはるかとは?ほしいもで大人気の品種


べにはるかは、2010年に品種登録されたさつまいもで、農研機構の九州沖縄農業研究センターによって育成されました[1]。糖度が高く、ほしいもや焼き芋に適した品種として人気を集めています。

べにはるかの主な特徴
  • 蒸しいもの糖度が高く、甘みが強い
  • しっとりとした肉質で、焼き芋やほしいもに適している
  • 2022年には全品種中で作付面積が最多となり、全国的に栽培が広がっている[2]
それでは、このべにはるかがどの都道府県で多く栽培されているのか、詳しく見ていきましょう。

令和5年】べにはるかの作付面積ランキング


べにはるかの作付面積を都道府県別にランキング形式で紹介します。

全国の作付面積データ

[2]よりほしいも図鑑編集部作成

ランキングから見える特徴


茨城県が圧倒的な1位
茨城県の作付面積は3,924haで、全国シェアの約半分(51%)を占めています。

関東地方が上位を独占
1位の茨城県と2位の千葉県を合わせると、関東だけで全国の約70%のべにはるかを生産しています。特に茨城県は全国のほしいも生産量の90%以上を占めており[3]、ほしいも文化の中心地となっています。

九州勢も健闘
3位から5位は鹿児島県、熊本県、大分県と九州勢が続きます。九州は温暖な気候を活かしたさつまいも栽培が盛んな地域です。

第1位:茨城県(シェア51%)- 全国の半分を生産する圧倒的な王者


茨城県の作付面積は3,924haで、全国シェアの51%を占めます。2位の千葉県の約2.5倍という圧倒的な規模です。

茨城県がべにはるか栽培の中心地となった背景には、ほしいも産地としての長い歴史があります。明治時代後期、現在のひたちなか市でほしいも作りが始まって以来、この地域は日本最大のほしいも産地として発展してきました。冬場に雨が少なく太平洋からの海風が吹く気候は、ほしいもの天日干しに理想的な環境です。

現在、茨城県は全国のほしいも生産量の90%以上を占めています[3]。ひたちなか市、東海村、那珂市を中心とする産地では、100年以上受け継がれてきた加工技術が活かされ、ほしいも加工を前提としたべにはるか栽培が盛んに行われています。


第2位:千葉県(シェア20%)- 茨城に次ぐ関東の産地


千葉県の作付面積は1,577haで、全国シェアの20%を占めます。茨城県に次ぐ第2位の規模で、関東2県で全国の71%を生産しています。

千葉県のべにはるか栽培の中心は、北総地域の成田市、香取市、多古町です。この地域に広がる関東ローム層の火山灰土壌は、水はけが良くさつまいも栽培に適しています[4]。

また、多古町では独自ブランド「あまゆう」として商標登録するなど、べにはるかのブランド化にも力を入れています[5]。

第3位:鹿児島県(シェア7%)- シラス台地が育む九州トップの産地


鹿児島県は全国シェアの7%を占め、九州地方では最大のべにはるか産地です。さつまいもの伝統的な産地として、長年培われた栽培技術とべにはるかの早期からの普及により、主要産地の一つとなっています。

鹿児島県の強みは「シラス台地」と呼ばれる火山噴出物が堆積した土壌です。水はけが非常に良く、さつまいもの根がしっかりと張ることができます。温暖な気候条件に恵まれた環境で、この特徴的な土壌を活かしたべにはるか栽培が行われています。

鹿屋市では、独自の栽培基準・出荷基準を設け、それらを満たしたべにはるかを「かのや紅はるか」として認証する制度を導入しています[6]。品質管理を徹底することで、高品質なべにはるかを市場に提供しています。

第4位:熊本県(シェア6%)


熊本県は全国シェアの6%を占める第4位の産地です。作付面積は465haで、九州では鹿児島県に次ぐ第2位の規模となっています。

阿蘇山の火山活動によって形成された火山灰土壌が特徴で、水はけが良くさつまいも栽培に適した環境です。温暖な気候と相まって、べにはるかの栽培が行われています。

第5位:大分県(シェア5%)


大分県は全国シェアの5%を占める第5位の産地です。作付面積は389haで、九州では第3位の規模となっています。

大分県では、べにはるかを「甘太くん」という独自ブランドで展開しています[7]。主な産地は臼杵市と豊後大野市の丘陵地帯で、阿蘇山の噴火による火山灰土が広がる、さつまいもの栽培に適した自然豊かな環境です。


まとめ:産地を知ってもっとほしいもを楽しもう


べにはるかの作付面積ランキングを見てきました。トップから順に茨城県、千葉県、鹿児島県、熊本県、大分県という結果でした。

茨城県だけで全国の約半分を生産しており、関東2県(茨城・千葉)を合わせると全国の約70%に達します。一方、九州3県(鹿児島・熊本・大分)も合計で約18%を占めており、関東と九州が二大産地となっています。

また、千葉県の「あまゆう」、鹿児島県の「かのや紅はるか」、大分県の「甘太くん」など、べにはるかの独自ブランドによる品質管理の取り組みも広がっています。

「ほしいも図鑑」では、今回ご紹介したべにはるかを使った高品質なほしいもを取り扱っています。ぜひ、べにはるかのほしいも を「ほしいも図鑑」でご購入ください。

参考文献

[1] べにはるか | 農研機構
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